福島県自転車条例

福島県生活交通課HPより抜粋しています

自転車の安全で適正な利用を促進し、歩行者、自転車及び自動車等が共に安全に通行し、県民が安全に安心して暮らすことができる社会の実現に寄与するため、「福島県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を制定

1 条例の主な内容

  • 県の責務
    関係団体と連携協力し、自転車の安全で適正な利用を促進するための施策を総合的に実施します。
  • 県民・事業者の責務
    自転車の安全で適正な利用のための取組を自主的かつ積極的に行うよう努める。
  • 自転車利用者の責務
    歩行者等の通行に配慮しながら自転車の安全で適正な利用に努める。
  • 市町村の役割
    区域内の実情に応じて、国・県が実施する実施する施策に協力するよう努める。
  • 自転車交通安全教育等
    県、学校、保護者、事業者等の関係者が、自転車の安全で適正な利用に関する理解を深めることができるよう、交通安全教育等に努める。
  • 点検整備・安全器具の使用等
    利用する自転車の必要な点検・整備や防犯対策を行うとともに、交通事故防⽌・被害軽減を図るための器具の使用に努める。
  • 自転車損害賠償責任保険等への加入等
     (令和4年4月1日から加入義務化)

    自転車利用者(未成年者の保護者を含む)や、事業活動において自転車を利用する事業者などに自転車損害賠償責任保険等への加入を義務化。
    小売業者、事業者、学校などの関係者は、自転車の購入者、通勤・通学での利用者に対し、保険加入確認に努める。
  • 道路環境の整備
    県は、国・市町村と連携し、歩行者、自転車及び自動車等が安全に通行できる道路環境を整備する。

2 自転車の交通ルール

<自転車利用者は福島県自転車安全利用五則を守りましょう>

  • 自転車は、車道が原則、歩道は例外
  • 車道は左側を通行
  • 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
  • 安全ルール・マナーを守る
  • 被害軽減のためヘルメット着用に努める

3 自転車の点検・整備

【自転車点検のポイント】

<交通の方法に関する教則より抜粋>
自転車に乗る前には、点検をし、悪い箇所があったら整備に出しましよう。
また、努めてTsマーク、JISマーク、Baaマーク、SGマークなどの自転車の車体の安全性を示すマークの付いたものを使いましよう。

4 自転車損害賠償責任保険等への加入

令和4年4月1日から自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されます。
自転車事故で高額な賠償金が発生することがあります。

  • 保険加入が必要な方(被保険者)
    • 自転車利用者 通勤、通学、買い物等で日常的に自転車を利用する場合
    • 保護者 未成年の自転車利用者がいる場合
    • 事業者 事業活動で自転車を利用する場合
    • 自転車貸付業者(有償、無償を問いません)
  • 自転車損害賠償責任保険等の種類

    〈個人向け〉

    自転車保険の種類 保険の概要
    個人賠償責任保険 自転車向け保険(サイクル保険等) 自転車事故に備えた保険
    自動車保険の特約 自動車保険の特約で付帯した保険
    火災保険の特約 火災保険の特約で付帯した保険
    傷害保険の特約 傷害保険の特約で付帯した保険
    共済 各種共済(全労災(こくみん共済)、県民共済など)
    団体保険 会社等の団体保険 団体の構成員向けの保険
    PTAの保険(総合補償制度等) PTAや学校が窓口となる保険
    TSマーク付帯保険 自転車安全整備士が点検整備した自転車の車体に付帯した保険
    クレジットカードの付帯保険 クレジットカード会員向けに付帯した保険

    〈事業者向け〉

    自転車保険の種類 保険の概要
    施設所有者賠償責任保険 業務活動中の事故に備えた保険
    TSマーク付帯保険 自転車安全整備士が点検整備した自転車の車体に付帯した保険

    〈自転車貸付業者向け〉

    自転車保険の種類 保険の概要
    施設所有者賠償責任保険 利用者(借受者)の事故に備えた保険
    TSマーク付帯保険 自転車安全整備士が点検整備した自転車の車体に付帯した保険
  • 自転車損害賠償保険等の補償の対象
    保険の種類 事故の相手 自分
    生命・身体 財産 生命・身体
    個人賠償責任保険(※1) ×
    傷害保険 × ×
    TSマーク付帯保険(※2) ×
    自転車保険(※3)

    自転車条例による加入義務化の対象
    自転車の運行によって他人の生命又は身体が害された場合における損害を填補することができる保険又は共済

    • ※1 個人賠償責任保険は、傷害保険、火災保険、自動車保険などの他の保険の特約として、契約することができる。
    • ※2 Tsマークは、自転車安全整備店で購入又は点検整備を行い、基準に合格した自転車に貼付されるもの。(保証期間は1年間)
    • ※3 自転車保険は、保険会社により違いがあるが、個人賠償責任保険と傷害保険がセットになったものが多い。